メバリングロッドとは?
メバルのルアーフィッシング(=メバリング)専用に造られたルアーロッドのことを俗にメバリングロッドといいます。
もちろん汎用的なロッドでメバリングをすることも可能ですが、各メーカーから様々なメバリングロッドが発売されているので本格的にやるなら購入を検討してみてもよいかもしれません。
必要な長さ
メバリングでは主に7~8フィート台の比較的短いロッドが使用されます。
ロッドは長い程飛距離が出しやすくなりますがルアーの操作性は落ちますので、自分のよくいく釣り場の状況にあったものを選ぶことが重要になります。
海底が砂地の漁港で遠投せずとも釣れる場所なら7フィートで十分ですし、磯やテトラ帯など根の多いところでは少し長めのロッドを選ぶのがよいでしょう。
硬さと適合ルアーウェイト
メーカーにより若干異なりますが、ルアーロッドにはウルトラライト、ライト、ミディアムライトなどの硬さがあり、それぞれ扱うことのできるルアーの重量が決められています。
メバリングでは、①ジグヘッド単体+ワーム、②シンカーorフロート+①、③ハードルアーが使われるので、自分が使う仕掛けの重さに合ったロッドを選ぶ必要あります。
①ならばウルトラライト(=UL)が使いやすいでしょうし、②や③ならライト(=L)以上がよいと思います。
ソリッドとチューブラー
チューブラーティップとは竿の穂先が空洞になっているロッドのことで、ソリッドティップとは穂先に固形物の詰まっているロッドのことです。
メバリングロッドにはこの2タイプがあって、同じモデルにそれぞれのバージョンが用意されていることもあります(例えば76L-TならT=チューブラ、76L-SならS=ソリッドを意味します)。
この2つの穂先の違いとしては以下のようなことが一般に言われています。
- 感度はチューブラー>ソリッド
- しなやかさはソリッド>チューブラー
ゆえにチューブラーはアタリを感知しやすく、ハリがあるので重い仕掛けやハードルアーの操作性に長けていて、ソリッドはしなやかなのでアタリを弾かずフッキングさせることができるといわれています。
どちらがいいかは好みの問題だと思いますし、製品によって特徴も違いますので釣具店でロッドを触ってみて決めるのがよいと思います。
値段
メバリングロッドには3000円程度で買えるものから3万円を超えるものまで様々な製品が存在します。
高いロッドがいいわけではありませんが、あまり安いロッドには粗悪品が多いのが事実なので長く使いたいならある程度の価格のロッドを選ぶころをおすすめします。
人気のメバリングロッド
もっと高価なロッドも色々ありますが、初心者が飼いやすいところだとこんな感じです。
メーカー | モデル名 | 長さ | 自重 | カーボン | 先径/元径 | ルアー | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイワ | メバリング X74UL-S | 2.24m | 108g | 87% | 0.8/9.9cm | 0.5-5g | 10,000円 |
ダイワ | メバリング X74UL-T | 2.24m | 110g | 87% | 1.3/9.9cm | 0.5-7g | 10,000円 |
シマノ | ソアレBBS706ULS | 2.29m | 95g | 86% | 0.8/9.8cm | 0.5-5g | 15,000円 |
シマノ | ソアレBBS706ULT | 2.29m | 95g | 86.6% | 1.2/9.8cm | 0.6-6g | 14,500円 |
ダイワ | 月下美人76UL-S | 2.29m | 92g | 84% | 0.7/9.9cm | 0.5-5g | 14,200円 |
メジャークラフト | SKR-S762M | 7.6ft | – | – | – | 0.5-5g | 15,800円 |
Qアジングロッドとの違いはなんですか?
A、アジングとメバリングは扱うルアーの重さもほとんど同じであるためアジングロッドもメバリングロッドも非常によく似ていますが、一般的にアジングロッドは感度重視で硬めに、メバリングロッドは柔らかめに設計されていることが多いとされます。
しかし、メーカーやモデルごとの違いもあるのでのでなんとも言えない部分も大きいと思います。
Q、シーバスロッドやエギングロッドは兼用可能?
A、シンカー、フロートなど重めの仕掛けを使用する場合はライトクラスのシーバスロッドやエギングロッドを使うこともできますが、ジグヘッド単体ではやめておいた方がよいでしょう。
アジングロッドや適合ルアーウェイトの合ったトラウトロッドなら全然問題なく使えると思います。
Q、他の釣りに流用できますか?
A、アジングやカサゴなどのライトソルトルアーフィッシングやキス狙いのチョイ投げ、小物狙いのウキ釣りに使えると思います。
専門に狙う際に使用するのはやめた方がよいと思いますがメバリングの最中にチヌやシーバスが掛かってもドラグをしっかり調整しておけば意外ととることが可能です。