ラインの素材
ソルトルアーフィッシングで使われるラインの素材には主にフロロカーボンライン、ナイロン、ポリエステル、PEの4種類があります。それぞれの特徴はこんな感じです。
素材 | ナイロン | エステル | フロロ | PE |
---|---|---|---|---|
質 | 柔らか | 硬め | 硬い | 柔らか? |
比重 | 普通 | 普通 | 高い | 低い |
伸び | よく伸びる | あまり伸びない | 少し伸びる | ほとんど伸びない |
感度 | 低い | 高い | 高い | 非常に高い |
ショアジギングではポイントが近い場合などにナイロンラインを使用することもありますが、PEラインが使われることが圧倒的に多くなっています。
PEラインは他のラインに比べて引っ張り強度が高いため一回り細い号数のラインを使うことが可能であり、細い糸はキャスト時の空気抵抗を減らせますのでサーフなどの飛距離が必要な釣り場ではそのメリットは大きくなります。
またPEラインは伸びが非常に少なくロッドのアクションを鋭敏にルアーに伝えることができるのも利点です。
適した号数
ショアジギングで使われるラインの太さは通常PEの1号から4号までです。あまり正確な自信がないですがイメージとしてはこんな感じでしょうか。
ラインの号数 | リーダーの太さ | メタルジグ | 対象魚 |
---|---|---|---|
0.8-1.5号 | 22-30lb(6-8号) | 10-50g | イナダ(ハマチ)、サバ、ソウダガツオ、タチウオ、サゴシ、ショゴ |
1.5-2.5号 | 30-40lb(8-12号) | 30-80g | サワラ、ワラサ、中型までのヒラマサ |
3-4号 | 40-60lb(12-18号) | 50-120g | ブリ、ヒラマサ、カンパチ、シイラ、小型のマグロ |
また、障害物のないサーフならラインを出せるので細いラインでも対応できても根の多い磯などでは太いラインが必要ということもあるので対象魚のサイズが同じでも釣り場の状況に応じた太さを使うのがよいでしょう。
必要な長さ
ショアジギングは遠投することの多い釣りですので、ラインは150m~200m程リールに巻いておく必要があります(リールの糸巻き量が多すぎる場合はいらないラインを下巻きしましょう)。
近投で釣れる釣り場ではもっと短くても問題ありませんが、大型魚も回遊する釣り場ならヒットした時にラインを出されることも考慮しておきましょう。
ショックリーダー
PEラインには根ズレに弱い、摩擦熱に弱く直接結ぶと結び目から切れるなどの弱点があるため先端部に1.5m程に切ったナイロンまたはフロロカーボンラインを結ぶのが普通でこれをショックリーダーといいます。
ナイロンやフロロカーボンラインを道糸に使う場合はリーダーなしでもオーケーですが、PEでは必須となりますので結び忘れることのないようご注意下さい。
リーダーとラインの結び方
ラインとリーダーの結び方は色々ありますが、ここではFGノットとノーネームノットをご紹介します。ブリなどの大型魚を狙う場合はFGノットの方が安心だと思います。
FGノット
ノーネームノット
①リーダーで8の字をつくる。
②8の字にPEラインを通して、スプール側に7~8回巻き付ける。
③ハーフヒッチで留めたら折り返して巻き付けていく。
④折り返したPEを8の字に通したら、口でPE支線、手でPE本線とリーダー本線を掴み、締める。
⑤PE支線を左右交互にハーフヒッチで編み込んでいく。
⑥最後だけ輪をつくり、内側に3、4回くぐらせ、締める。
おすすめのライン
各メーカーから色々な製品が発売されていますが人気のラインをいくつかご紹介します。
- よつあみ スーパージグマンX8
- ダイワ UVF ソルティガセンサー 8ブレイド+Si
- DUEL ハードコア X8
- よつあみ G-soul X8
- ヤマトヨテグス ファメル PEショアジギング